2008年05月14日

言い伝え

あるとき、一人の貧しい娼婦が神様に言いました。

どうして、みんな、お金を払ってくれるのですか?私が貧しいからですか?

神様は娼婦に言いました。

あなたの大切な心が抜け出さないように、お金でふさぐのです。

心が抜けたらどうなるんですか?

どんなに離れていても、お互いの気持ちが通じあう。あなたは、見ず知らずの人たちと気持ちをつなげたいのですか?

いいえ…

なら、これまで通り、きちんとお金をもらうのですよ。

娼婦は神様の言うとおり、きちんとお金をもらい、体を売った。

ある日、寂しい顔をした男性が娼婦を選んで寝屋に来た。
彼の寂しい顔に娼婦はお金を受け取れずに、ただひたすら抱きしめた。

翌日から、娼婦は出られず、宿から叩き出された。

神様、寂しい顔をしていたから、お金を受け取らなかったのに、どうしてもう仕事ができなくなったんですか?

愛があなたに芽生えてしまったからです。
目を閉じれば…彼がわかるでしょう?

もぅあなたは娼婦に戻れないのです。

…昔のかすみ。